めざの舞台裏

スマブラ劇場の制作背景覗いていきませんか?

モナド圧を振り返る

こんにちは、めざ です。

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 ゲーム(主にスマブラSP)のネタ寄り動画を作ってツイッターに投稿することが趣味の人間です。ツイッターでは「めざ@スマブラ劇場」という名前で活動しています。

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 こちらのブログではスマブラ動画をはじめとする、かつての作品にスポットを当てたあとがたりをしています。

 

今回はこちら↓の投稿動画を振り返ろうと思います。

  モナドが狂った勢いで切り替わり、ドンキーがそれに怯えるかのように自らステージから落ちてしまうといった内容

 

 前回のしずえさんがジャスガしまくる動画に引き続きこちらも人気が出ました。

 当時頂いたコメントとしては

・怖い

・どうやってんの?

・穏やかじゃないですね

等々

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 好評だった要因としてはやはり前回と共通でキャラとのギャップや見た目のシュールさだと思います。原作ゼノブレイドをプレイされた方はご存知だと思いますがシュルクって落ち着きのある心優しい青年なんですよ。仲間を常に気遣い、敵であっても話し合いを試みたりと。決してモナドを使って誰かを威圧したりしません。ただ動画だと彼の表情がよく見えませんね。こういった「視えない」が動画の雰囲気を作っているのだと思います。漫画やアニメで怒っている人物の背中だけ描くシーンがあると思います。あれと似ているかな?

 この動画で重要な役割を担うのはシュルクだけではありません。ドンキーコングの挙動からも感じとれるものがあります。乱闘開始のコールが鳴った直後はやる気満々で走り出すのですがすぐに何かおかしいことを察し攻めるのをやめ、意味のない間合いで空後空前を振り続け、やがて崖端まで引いてガードを張り、悪あがきのハンドスクラップ。最後は自らステージから降りて自滅してしまいます。シュルク1人だとただモナドが荒ぶっているだけですが(それでも異常だけど)ドンキーがそれに対して怯える存在を演じることでこの動画にストーリー性が出来上がっています。終始文字や言葉が出てこないこの動画でそういった雰囲気を感じとれるのは間違いなく「彼ら」のおかげだと思いますし、ここまで評価されなかったでしょう

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 肝心のモナドですがこれはHORIコンです。つまり、連射機能付きコントローラを使ってます。HORIコンは特定のボタンを最速秒間20連射できるので、これでモナドを高速で切り替えています。シュルクのNBは必殺技ボタンを押す度にモナドアーツが切り替わるのですが、これが予想以上に速い連打入力にも対応していて秒間10連打と20連打で明らかに音が違います。検証はしていませんが本当に1秒に20回アーツが切り替わっているのでしょうか?

 

 

 

 シュルクにはスーパーアーマーのスピリットをセットしてあります。役割は2つあり、1つ目はそのままで、アーマー効果によりドンキーのハンドスクラップで怯まなくさせます。2つ目はゆっくり歩かせることです。アーマーのスピリットには歩行速度が低下する効果もあります。本来の歩き速度だとドンキーの描写のための時間が確保出来ないのです。このアーマーやモナドに対して当時改造を疑われたこともありました(笑)

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  因みに撮影している時確か左手の小指でシュルク側のコントローラのスティックをミリ倒しした上でドンキーを操作していたので動きがどこかカタいです。少しでもぶれるとシュルクの歩き速度が変わってしまうのでとてもやりにくい思いをした記憶があります。

 タイトルになっている「モナド圧」はモナドアーツと圧力をかけたもので、当時動画を見てくれた人が命名してくれました。このモナド圧ネタは今後もちょくちょく使っていきます。味を占めました

 以上、初期の作品といえば今でも思い出す「モナド圧」の振り返りでした。